キミがわたしをダメにする

私たちが犠牲にするのは婚期だけなんだ!

刀ミュ三百年の子守唄を観にいってきた

 

(※4月23日加筆しました。下記区切りまでは以前書いたもの)

 

3月20日、やっと自分も刀ミュ新作公演を観劇する日がきた。その日まで時間の許す限りがキャンセル待ちに足を運んではみたが、まったく当たらない。キャンセル待ちの人数がおかしい。でもいく。タクシー使ってでもいく。並ばなければスタートラインにすら立てないんだ!!(アイアまでは原宿、渋谷どちらから乗ってもワンメーター410円でいけるよ!)

前作は観劇日が早かったのでネタバレ等を気にすることもなかったが、今回は大変だった。禊や客降りのネタバレは解禁しつつ観劇に行ったフォロワーさんから順にミュート、ミュート、そしてミュートである。

 

▼一部

千子村正について

とにかくこの刀について書きたい。今回のメンバーで私が唯一所持していない村正。キャラクタービジュアルをみたときにピンクのロン毛と奇抜な衣装、cv.諏訪部順一に度肝を抜かれた。そんなキャラがいきなり2.5?!いやいやいやありえない、こんなのいきなり再現できっこないむりむりむりもっくんだかなんだかしらないけどむりって思っていた。鍛刀シーンをみる。(鍛刀シーンに使われていたLEDの器具はらぶフェスの物かな?あの舞台装置はすきです。きれい。ナイスリサイクル。)

なんだこのキャラ立ちまくりなやつは

そこには村正がいた。しかも声量ある。歌うまいぞ。常に脱ぎマショウカっていってる。やばいなにこいつSUKI。推し不在のなか、だいたい王道をいく私は絶対に大倶利伽羅におちるとおもっていた。いや、それも間違いではないのだが、一部では間違いなく村正におちた。だって彼ほど(いい意味で)ぶっ飛んだキャラがいなかったらこのお話はあまりにも重苦しい。村正の存在自体がいいアクセントになっている。

これまでの一曲目は「刀剣乱舞」だったため、今回もそのパターンでくるものだと疑わなかったのに、まさかの一曲目は村正ソロ。正直詩もメロディも覚えていない。でもバンドサウンドの好みの曲だったことだけは覚えてる。それを堂々且つのびのび歌っている太田村正。ほんとに二週間で仕上げたのデスカ?常に後ろに反らせるような立ち方、歩き方、仕草一つ一つが人間のそれとは違っていてキャラとしてそこにいらっしゃった。ありがとうしかなかった。

あと奇抜な衣装故、もろぱん(もろにパンツが見えてしまうこと)事案を心配していたのだが、見えそうでみえねえ

衣装さんの技術に乾杯。

弁解しておくが決してみたいわけではない。アクションの多い舞台だから動き回っているうちにチラリズムしてしまわないかなという懸念があるだけだ。そりゃあ公衆の面前で破廉恥な恰好になるわけはないと思っていても、見えそうで見えない部分は気になる。女子がしゃがんだときに男子が思わず女子の胸元に目が行ってしまうように、女子だってはだけそうな股間があったらそこしかみられないでしょう。男水とかペダル舞台は個人的にいかがわしい理由で見ていられないと思う。

ちなみに私の友人のEにゃんは小狐丸が動いた際に見えるtkbを一時停止してスクショをとっていた変態強者である。あなたのtkb狙われていますよ。

話は完全に脱線したがとにかく太田村正が素晴らしいってことです。ついでにいうとさっきから貼ってるけど最近の写真も素晴らしいです。毎日バイト終わりにみてはありがとうって言ってました。癒し。

彼は妖刀ということを物ともしないと思っていた。でも案外徳川を呪ったとされることを気にしてる?一面があったように感じました。自分が関わるとロクなことがないから最初は遠くからみてることを選んだのかなって。井伊直政です!って登場したシーンはそれはもう楽しんでたので自分の運命とも向き合ったのかな?

◎大倶利伽羅

板の上に彼が現れた瞬間、私の時間は止まりました。こんな少女漫画のような一文から始めるくらいには見惚れるものがあった。美しいの一言。

くりちゃんの2.5って結構大変だと思ってた。大変っていうよりめんどくさそう。顔以外も毎日あの肌の色のメイクして、龍を描いて。でも登場したらピタリとはまっていたの。財木くんのツイートをみていたらとてもいい子な印象で、この子が本当に大倶利伽羅やってるって実感わかなかった。でも生きてた。

二部のことは二部の項目で書きたいのですがとりあえずこれだけは言わせてください。二部で後ろの階段から登場したとき、初めて生財木伽羅をみたのですが、ほんっっっとうに美しかった。特にアイメイクが大倶利伽羅の鋭い眼光を際立たせてた。糸川さんには100回くらいありがとうといいたい。ファンレター書いてもいいですか。

一部での大倶利伽羅の立ち位置は村正と同じく遠目で見守るポジションだったが、五兵?が死んで「だから馴れ合うのは嫌いなんだ」って言ったシーン。一度仲良くなったがために別れが辛いので人と距離を置くようになる無口キャラあるあるとそうだったらいいなって思っていた大倶利伽羅への願望が実現した瞬間でした。

◎ストーリー

今回の任務は徳川の歴史をもとある形に戻すことってことでとにかくSF大好きマン的に気になったのは時間的な概念です。そもそも過去に飛んでいる時点でそんなのあってないものだとは思うけど家康が生まれてから死ぬまでは73年。同じ時の流れだとしたらあの本丸の審神者は間違いなく死んでるわけですね。だからこちらの1分はあちらの1か月とかそういうことなのかなって思い込むしかないんだけど、劇中ではそんな説明は一切なし。しかも任務完了報告のシーンもなし。やっぱり審神者死んでるの?

私の大好きな映画にインセプションという作品があるのですが、そういう時間的なことがこの映画みたいな設定になっているのであれば刀剣男士にとっては本当に過酷な任務なんですよね。いくら歳をとらないっていっても、人と違う時間(とき)の流れを生きるってとってもストレスになりそう。経験はないけれど。

今回のお話は正直しっくりきていないのです。私が徳川家のことよく知らないだけっていうのももちろんあるけど、ラストのあたりで皆さん泣かれている理由もわからない。今回チケット難民すぎて二度目すら見れていないしもう一度観たら新たな発見や考えが変わるのかもしれないけど、隣りで泣いてたEにゃんになんで泣けたの?って聞いてみたら「徳川が泰平の世を築いてくれたからいま自分たちは平和な世にいるんだなっておもってそう考えたら泣けました(うろ覚え)」って言っていたの。ふむ。なるほど。

私の中では歳を取らない刀だからできる子守り奮闘記ってイメージです。というか二部に記憶がヤられてしまっているのも大きいのかもしれない。お願いだから誰か意見交換して。二部のレポばかり書かないで。そして願わくばもう一度観劇させて。

 

▼二部

 

◎客おり

とにかく財木倶利伽羅のことを書かせてください。

客降りのとき私のすぐ後ろの階段から登場しました。そのときすでに客席には石切丸と青江がいたので後ろからくるのでは?と身構えてはいたものの、実際登場したら興奮した女子たちの黄色い歓声(もはや悲鳴)に自分のテンションも引きずられました。

今回うちわを大倶利伽羅で作っていたこともあったが座席位置的にも目に留まってくれるか微妙な席だったので、正直正面からあがってきてほしかった。せっかく準備したんだもん。ファンサはもらえずとも見てはほしい。イエス自己顕示欲。

とはいえ、そもそも大倶利伽羅はそのキャラクター性故あんまりファンサはできない。でもそのかわり自担のうちわはとにかくいっぱいみる。いっぱいみて大倶利伽羅でもできそうなファンサを探しているのかもしれないけど。とにかくうちわを見てあげようとしているのが彼を見てると伝わるんです。歩くのもゆっくり。その瞬間ほんとすきってなりました。お分かりでしょうか?二部は大倶利伽羅におちたわけです。

先に少し書いちゃってたけど、近くで見た財木倶利伽羅はほんと大倶利伽羅だった。輪郭、肌色、龍、スタイル、そして目元。なんども言っちゃうほどに素晴らしいアイメイク。もう釘づけだった。目が合った瞬間死ぬ。絶対死ぬ。目が合わなかったのでかろうじて生きてます。

客降りの曲はまばたき系の曲だった気がするんですがもう覚えてない。さっきから「○○だった気がする」って書き方多くない?某🐻さんのstkじゃないですわたし。

◎インナー

いっつもインナーについて書いてる。だってインナーも二部の楽しみの一つだもん。しょうがない。

今回脱ぐとき、後ろ側向いて一瞬脱ぎかけるんだけどおあずけ!みたいな演出ありましたよね?あれね、ほんと・・・最高

くそ!いつから女子もチラリズムに弱いと気づかれていたんだ!!ありがとうございます!!いままで男に二言はねえ!!ばりにソイヤ!!って脱衣されてきたからそんな焦らしプレイには慣れていない審神者なのであった。

脱いだらさー、青江の衣装が三日月系の肩甲骨強調タイプだった。まあこれは観劇後Eにゃんと話しててそういえば程度に思ったことで当の私はといえば村正の腹しかみていなかった。

にゃん「青江のインナーが一番よかったです~~~~」

わたし「うん」

にゃん「三日月系のインナーでしたね!」

わたし「うん」

にゃん「青江髪長いじゃないですか!だから背中に汗で髪張り付いてるの最高ってなりました!!」

わたし「ごめんわたし村正の腹しかみてないわ」

って会話を彼女としました。

最終形態になる前から村正のパンツはレザーでかっこいいなっておもってたの。でも脱いだら上はハイネック黒ピタ!!!!キタコレわたしの大好物!!!しかも今回丈が短い。お腹しか見ていられないのも致し方ない。

◎その他

・蜻蛉切のソロというのは予想外だったのだけど、彼の歌唱力を生かすならソロはありですよね。ただ、そのソロ曲のときにいたのは蜻蛉切ではなくあれは間違いなくspiだった。まごうことなきspiだった。めっちゃ歌うまかった。

・石切丸のダンスレベルがあがっていた!キレが出てきてた!現代の戦い方ってやつにも慣れてきましたね隊長!!

 

今週末から東京凱旋が始まる。毎日足しげく劇場に通おうと思うのでもう一度見られたらここに加筆していきたい。まとまりのない上に偏りのあるレポですが、ここまで読んでくれた方いらしたらありがとうございました。

 

そして上海公演も一応はおめでとうございますといっておきます。トゲのある言い方になってしまって申し訳ない。私は日本のこういったコンテンツを海外のファンにも楽しんでほしいので海外公演自体に異論はないのですが、海外公演が事実上の大千秋楽になることにはやっぱり素直に喜べない。最後の最後は日本でやってほしい。微力ながら応援してきた身としては、目の届く範囲で最終公演を見届けたいです。親心ならぬ審神者心ですかね。

 

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4月23日国内千秋楽ということでライビュ行ってきました。

今週も毎日キャン待ち通ったよ。一度も当たらなかったよ。ほんともう一度生でみたかった。でもね、生の熱量は感じられないけど肉眼でこんなに演者の表情とか細かな動きは相当前方席当たってくれないと見えないから、ライビュも悪くないって最近は思ってる。

そして二回目みるとようやくいろいろストンとおちてきて。

今更なことばかりかもしれないけど今のテンションで感想を残す。

 

◎三百年の子守唄

なんでタイトルが三百年の子守唄なのかって、徳川幕府三百年の間は国民が赤ちゃんに子守唄を唄ってあげられるような泰平の世だったんだなって私は解釈してます。なんでセリフにあるくらいこんなにわかりやすい表現になってたのにわからなかったんだろう。赤ちゃんが子守唄も唄ってもらえないくらい時代は戦乱の世で、それを戦のない時代にしたのが家康だったんですね。

◎にっかり青江

竹千代と物吉が「こういうときこそ笑顔です」って笑いあってるところを優し気な眼差しでみている青江がカメラに抜かれたときは卒倒するかとおもった。そしてそのシーンからつなげてくれる最後の「笑いなよ、にっかりとね」がなんていえばいいの?うまい言葉が見つからない。伏線回収してくれたみたいな感じ。「こういうときこそ笑顔です」って物吉くんが言ってたのだから、ちゃんと自分の人生を生きた家康の死に対して泣くのではなくて、笑いなよって。いやほんと青江やばい。ここにきて青江やばいってなってるやつです。衣装の着丈や靴のバランスも相まってスタイルいいですし、跳ね上げアイラインも青江を引き出してくれてますよね。

◎石切丸

もうこちらの方の感想がなるほどすぎて物語の中の石切丸について書くことはないんだけど、崎山氏の表情の作り方とか目の動き、視線にこめた熱量とか、総括すると演技ってことなんだろうけどそれがうまくなってて。彼の表情から目が離せなかった。

千子村正

石切丸の他にちょっと背負い込みすぎな刀。「あなたは幸運だけ運んでなさい」って物吉にかけた言葉。自ら汚れ仕事を引き受けるその姿勢はなにかと妖刀ということにかこつけているけど、心根は真面目で優しいのかも。ああやってみんなに絡んでるのだってうまくやれたらいいなっていう彼なりのスキンシップなら嬉しい。ほんと愛おしいです村正。アイシャドウキラキラでした。

◎大倶利伽羅

青江が「それをみた彼の表情が浮かぶよ」って言ったところ、青江は大倶利伽羅の呆れた表情を想像していたのではないかと推測しているのだけど、それに反してふいに落とされた大倶利伽羅の微笑みの爆弾。やばくないですか?

まさに「めっちゃめちゃーきびしーいひとーたちがふーいにーみーせたー」って感じだった。

ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!

やばい歳がバレてしまう!!!!!!

でもほんと大倶利伽羅の微笑みはやばい。破壊力がやばい。そして現地にいたらもらえないであろうファンサもライビュカメラにしてくれました。デレいただきました。手で♡作ろうとしてからの×。なかなか馴れ合ってくれない。でもそれでいいの。刀ミュ本丸に顕現してもらっただけでありがたいです。

◎その他

・青江と大倶利伽羅に助けに入るときにみんな一緒にきてうはずなのに登場するタイミングが違うのは、各々の見せ場を作る意味もあるとは思うけど、そんなことより単純に機動力順ですかねもしかして!

・村正の二部衣装パンツのチャックにあたるところが編み上げ。えろい。むり。前回ほら、腹しか見てなかったから。

・大倶利伽羅の最終形態が前から見たらタンクトップだけど後ろからみたら金太郎っぽい。腕の龍を惜しげもなく見せてくれてるデザインありがたい。その龍を撫で上げる仕草も色っぽすぎてこれだから褐色男子は…

・石切丸の踊ってるときも全力の笑顔はほんとアイドル。

 

そして厳島神社の円盤発売と新作公演とらぶフェス決まりましたね。なにか発表あるだろうと期待していくんだけど、実際公式側からそれを伝えてもらう瞬間に立ち会えるっていうのは嬉しい。ミュ審神者の生きる糧というかもはや生きる理由が増えました。

すごくわかる。

そんなミュ本丸のために、(私事ですが)ライビュ終わったあとすぐに内定保留にしていた企業様に内定承諾のメールを送信しました。もっと収入増やさねばと腹をくくったわけですね。人生の中心が刀ミュというのはいささかどうしたものかとふと立ち止まって考えてしまうこともあるんだけど、今現在無理してでも行きたいところの優先順位は明らかに刀ミュだから、そんな自分の生き方も肯定してあげたいです。おかげで最近若く見られるのも多いし、すきなものからエネルギーもらって人生を歩もうかと。

 

脱線しましたがここまで読んでもらってありがとうございました。

そしてキャストやスタッフ、刀ミュに関わってくれたすべての人に拍手を。

 

余談だけど、先日まりおくんが観劇にきてたときに「我らの本丸」って言ってくれたの、めちゃくちゃ嬉しかった。戻ってくる気満々じゃん。その前にらぶフェスでもまた会おうっていってくれたのもあるから尚更そう思うんだけど。

清光もだ。「ぜーーったいまた会えるよ」って言ってくれた言葉信じてるからいつでも戻ってきてください。